駐日パレスチナ常駐総代表部
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ナブルス(Nablus)

エルサレムの北63km、ジェルズィンとエバルの2つの山に挟まれたナブルスは、ローマ皇帝ティトゥスが父フラウィウス・ウィスパシアヌス帝に敬意を表して72年に建設した都市です。636年までは「新しい街」を意味するフラヴィア・ネアポリスと呼ばれていましたが、アラブ人が都市を制圧した後はナブルスと呼ばれています。
今日ではナブルスは西岸北部における商業・産業・農業の中心地です。オリーブオイルと苛性ソーダから作られるオリーブ石鹸は、250年以上前からナブルスの特産品としてよく知られています。優秀な金細工職人とケナーファというお菓子でも有名です。


• 旧市街 Old Town of Nablus • ヤコブの井戸 Jacob’s Well
• テル・バラータ Tell Balata • セバステ(サマリア) Sabaste, Samaria
• ブルチン教会 Burqin Church • ジェルズィン山 Mt. Gerzim
• ヨセフの墓 Joseph’s Tomb • ザバブデ Zababdeh
• ヘルベット・ベラミ Khirbet Belame • テル・ドーサン Tell Dothan


• 旧市街(Old Town of Nablus)

町の中心に位置するのはスークと呼ばれる賑やかな市場で、周囲には見事なモスク、トルコ式風呂、そして伝統的な石鹸工場が建ち並んでおり、その建築様式はエルサレムのそれに勝るとも劣りません。アル・カビールと呼ばれる見事なモスクは、ナブルス旧市街の東端にあり、モスクの西側にはアル・シェファと言うトルコ式風呂があります。1840年頃に建てられたこのトルコ式風呂は、現在も営業している風呂の中ではパレスチナで最古のものです。



• ヤコブの井戸(Jacob’s Well)

ナブルスの南1.6kmのところにあるヤコブの井戸は、サマリア人の女性がイエスに一杯の水を差し出したところです。メソポタミヤから戻ったヤコブは、家族と自分の土地の家畜のために井戸を掘り、後に十字軍がそれを復興しました。現在はギリシャ正教修道院の壁に囲まれた敷地内にあります。


• テル・バラータ(Tell Balata)

ナブルスの東3kmにある テル・バラータ 、あるいはシケムは、カナンの中でも最古かつ最強の都市でした。海抜525mの丘を占領するこの古代都市は、破壊と再建を何度かくぐり抜けてきました。丘の頂上に建つ要塞神殿は、現存するパレスチナのカナン遺跡の中でも最も大規模で荘厳な神殿です。他には2つの記念門、巨大な町の城壁、小さな神殿を備えた統治者の宮殿、衛兵所、集会所、居住区、台所などの遺跡が残っています。


• セバステ(サマリア、Sabaste, Samaria)

古代王国都市、セバステことサマリアはパレスチナの中でも最大規模の遺跡のひとつです。ナブルス北西12キロに位置する古代セバステの遺跡は、現在の町並みを望む丘に広がっています。発掘調査によると、人が最初に住み始めたのは紀元前4千年の金石併用時代にまで遡るといわれています。しかしながら、オムリ王がここを都と定め、サマリアと名付けるまでは政治的要地であったわけではありませんでした。現在でも古代セバステのローマ式墓標、ヘレニズム様式の塔、セルヴェス派の教会、そして両側に600本の柱が並ぶ列柱式の道へと続く入り口に建つヘロデ王の塔などが残っています。宗教伝説によると洗礼者ヨハネの首がセバステで発見され、後にモスクになる十字軍の教会がヨハネに敬意を表して建てられたといいます。


• ブルチン教会(Burqin Church)

ジェニンの西3キロのところにあるブルチンの村には、ビザンティンの教会と、イエスによって治癒された癩病患者たちが住んだことがあるといわれる洞窟が残っています。教会は何度か改修され、今も地元ギリシャ正教の拠り所となっています。教会は癩病患者たちの洞窟、18世紀のままの玄関、そして会衆席から成っています。言い伝えによると、エルサレムに行く途中にこの村に立ち寄ったイエスが癩病患者を治したと言われています。


• ジェルズィン山(Mt. Gerzim) 

海抜881メートルのジェルズィン山からはナブルスとその周辺の素晴らしい眺めが堪能できます。頂上付近には東ローマ帝国皇帝ゼノンによって5世紀に建てられた8角形の教会、サラディン時代のモスクとお城の遺跡が残っています。頂上に程近い台地には2500年もの間続いている小さなサマリア人の集落があり、この山を聖なる山と崇めています。サマリア人はモリア山よりもこのジェルズィン山の方がアブラハムの描写に当てはまると考え、エルサレムにある教会に対抗して教会を建てました。この教会は随分前に壊されてしまいましたが、サマリア人は今もアブラハムがイサクを神に捧げようとしたとされる岩を教えてくれるでしょう。


• ヨセフの墓(Joseph’s Tomb)

ヤコブの井戸から少し北に行ったところにヨセフの墓があります。オスマン時代の建造物で、白いドームが目印です。


• ザバブデ(Zababdeh)

ブルチンの南6キロにあるザバブデは、ビザンティンの村の跡にあります。ロザリオ修道院の中には6世紀に立てられた教会の見事なモザイクがあり、ボバリーヤとして知られるローマ式の建物も見ることが出来ます。


• ヘルベット・ベラミ(Khirbet Belame)

ジェニンの南の入り口にある、マナセ族に抵抗したイブレアムの町の跡です。青銅器時代後期から鉄器時代初期にかけてトンネルは切断されたようですが、ローマ・ビザンティン時代には再び使われるようになりました。トンネルの入り口には大きな貯水池があり、聖ヨブの名前から派生したビルエッセンジャブ( Bir-es-Sinjil / Sinjil )と結び付けられているようです。トンネルの後半には中世に再利用された形跡が残っており、出口付近ではローマ時代後期の陶器が発見されました。トンネル中間部からはたくさんのランプも見つかっています。


• テル・ドーサン(Tell Dothan)

ジェニン北の平原にはテル・ドーサンの素晴らしい景色が広がっています。伝説によると、過去に繁栄を極めたカナンの町、テル・ドーサンでヨセフはイシュマエルの貿易商人たちに売られ、エジプトに連れ去られたということです。

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